2009年12月04日
第19報 外科的矯正セミナー(2009年6月6~7日)
シンセス株式会社主催の「Orthognathic Surgery Seminar in Tohoku 2009」が、Prof. W.H. Bell (USA) とProf. J.E. Van Sickels (USA) をゲストスピーカーに迎え、日本顎変形症学会の翌日から二日間にわたって開催された。日本側の講師は高木多加志先生(東京歯科大学)、山口芳功先生(草津総合病院)、川村仁先生(東北大学)、長坂浩先生(東北大学)と私であった。
本セミナーは、主に若手口腔外科医を対象にしていたが、外科的矯正治療の歴史に始まり、最新の治療法に至るまで、講義はコンパクトにまとまっており、かつマネキンを用いた手術法のハンズオン実習も組み込まれていたことから、受講者には好評で、昨年に引き続き開催されたものである。
今回のセミナーの目玉は、何と言っても御年82歳になられたProf. Bellの話を直に聞けることであった。Prof. Bellは、東北大学の川村教授の師匠で、我々が外科的矯正に関わり始めた頃は、それこそ神のような存在であった。当時、Prof. Bellが書いた顎矯正手術の教科書は、それこそバイブルのように世界中で読まれていたのである。その彼と、一緒の場で講演をすることなど夢にも思わなかったことであるが、とても感慨深いものがあった。
さらに、私の講演を聴いてくれた彼から、お褒めのコメントを頂戴したが、これも実に光栄なことであった。82歳になって、一人でアメリカから仙台まで講演に訪れるという気力と体力には脱帽である。果たして、自分が80歳を越えてかようなことができるかどうか、全く自信がない。また、ここに私のロールモデルを見いだした貴重な二日間であった。
投稿者 菅原準二 : 2009年12月04日 13:49
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.duna.jp/~junji-sugawara/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/42
