2007年10月20日
第12報 第89回アメリカ口腔外科学会での講演
5月以来、久々の外国講演でしたが、ハワイで開催された第89回アメリカ口腔外科学会に出席してきました。今回は、アメリカだけでなく、日本と韓国を交えた初めてのジョイントミーティングでしたので、日本からも多くの口腔外科医が参加しておりました。7-8日に東京でDr. PancherzによるHerbst applianceのセミナーに参加して、その足で成田からホノルルに発ちました。口腔外科学会ですから、私のような矯正歯科医の参加はほとんどない訳ですが、今回出席した理由は、ワシントン州立大学口腔外科のDr. Jessica Leeからの依頼で、二人で「Skeletal Anchorage System: Clinical Protocols for Surgeons」というテーマでミニレクチャーをしようというお誘いを受けたからです。美しい韓国系アメリカ人の女医さんなので断れませんでした(図1)。
学会でのミニレクチャーの経験は初めてでしたが、比較的小さな会議室でプレゼン用のスクリーンを取り囲むように机と椅子が配置され、20名ほど座れるようになっていました(図2)。ミニレクチャーへの参加者は、学会参加費(約600ドル:高いですね、でもアメリカの学会はいずれもこのような額です)以外に1レクチャー毎に120ドル支払って申し込むというシステムです。Dr. Leeによれば、通常は、定員の半分も出席すればOKとされているそうですが、幸いにも私たちの部屋は満員でした。出席者はほとんどアメリカの口腔外科医でしたが、このことからもアメリカにおけるインプラント矯正(TADs)への関心が矯正歯科医だけではなく、口腔外科医においても高まっていることがうかがい知ることができました。
レクチャーは全体で2時間でしたが、最初の1時間でDr. Leeがインプラント矯正のレビューも含めて一般的な話をして、私は残りの1時間を使ってミニプレートを用いたSAS治療で何ができるかを具体的に紹介しました。Dr. Leeのマシンガン・トークに対して、私のジャパナイズド英語はとても聞き取りにくかったとは思いますが、沢山の質問を浴びせられました。質問の多さは、レクチャーの理解度およびインパクト度と比例するので、とりあえずハワイまで来て話をした甲斐があったと言うものです。
その夜は、Dr. Leeと私、それに医療チーム・パートナーの川村仁先生(東北大学・顎顔面外科)と長坂浩先生(宮城県立こども病院・口腔外科)も加わり、4人で夕日に映えるワイキキビーチとダイヤモンドヘッドが一望に見渡せる高層階のレストランで時間が経つのも忘れるほど楽しくディナーを頂戴しました(図3)。しかもDr. Leeのおごりで。でも、前菜に生のMiyagi Oysterが用意されていたのにはビックリ、さらにDr. Leeはまだしも、それを長坂先生が注文したのにもビックリ。何もワイキキまで来て、宮城の生牡蠣を食べなくとも良さそうなものを・・。
図3 レストランからの眺望
投稿者 菅原準二 : 2007年10月20日 10:11
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